みなさんどうもこんにちは。
SNSが発達し、世の中に自分の作品を発表することがより簡単になりました。
そうなってくると気になるのがその作品のオリジナリティ。
どれだけ独自性を出せるかは、その作品の評価を大きく左右するでしょう。
今回はそのオリジナリティを出す心構えについて私の意見をまとめてみました。
おそらく多くの人が無意識に認識していることだと思います。
この記事を読んで改めてオリジナリティとはなにか、考えるきっかけを作っていただけると嬉しいです。
オリジナリティ=独創性?
突然ですが質問です。
みなさんは“オリジナリティ”って何なのか説明できますか?
独創的?独自性?個性的?
調べてみると辞書にはこうあります。
(考え方、行動の仕方などについて)世間なみでない独自の新しさ。また、独自の考え方や活動をしてゆく能力。独創性。
精選版 日本国語大辞典
なるほど。つまりは、まだ世の中に浸透していない、新しかったり画期的だったりする考え、行動のことを言うようです。
それではどうやってこのオリジナリティを出していけばいいのでしょうか。
A✖️B=C←これが答え
先に結論を言ってしまいましょう。
私は、オリジナリティを出すことは自分で全く新しいものをひらめくというよりは、既存のものを掛け合わせることだと思っています。
つまりAのものとBのものを真似てCのものを作り出す。
これが独創性・独自性であろうと。
つまり既存のものを片っ端から真似ていけばいいのです。
あらゆるものは既存のものからできている
今の時代、我々が全く新しいものを作り上げるってほとんど不可能に近いと思うんですよ。
よく考えてみてください。
この世の中ってほとんど全てが既存のものからできていませんか?
音楽や絵画といった芸術は、これまでの偉人たちが積み上げてきた技法などを駆使して作り上げていきますよね。
いくら先進的な芸術であっても、その土台には既存の技法が使われているはずです。
人類は長い間歴史を積み重ねさまざまなものを作り上げてきました。
ですからどこまで進んでも既存のものを組み合わせただけに過ぎないのです。
全てを自分で作り出す必要はない
そもそもオリジナリティという言葉の意味は先ほどの辞書の文から分かるように、最終的に出てきた結果にしか注目していません。
つまり過程でどんなに真似をしようとも、最後に唯一無二のものになればいいわけです。
オリジナリティを出そうと、1から全てを作り上げようとしてしまいがちですが、そんな必要はありません。
無理に新しいものを作ろうとしなくてもいいんです。
少しスケールは大きくなってしまいますが、我々人間、ひいてはこの地球ですらも元々は宇宙にあった物質から生まれたわけで。
ものすごくミクロにみたら、この2つは同じ原子からできているんですよ。
その原子の組み合わせ方を変えるだけでこんなにも違うものができるんです。
そう考えたらオリジナルのものを作ろうと、1から作り上げる行為って無駄な気がしてきませんか?
新しいひらめきは偶然の産物
もちろん新しいものをひらめくこともオリジナリティを生み出すとは思いますが、結局それはただの偶然でしか起こり得ないと考えています。
なぜなら人類の長い歴史の中で、大抵のものは発明し尽くされてきたからです。
何か新しいものを作り出したと思っても、何年も前に別の人がすでに作っていたなんてことはよくある話だと思います。
つまり新しいものを完全に作り上げるなんてのは、労力を伴う上にとんでもなく低確率なガチャをひくようなことなのです。
パクリとの境界線は微妙だからこそたくさん真似する
ここまでオリジナリティは真似をすることで出てくるとお話ししましたが、ではパクリ、つまり盗作との違いはどこなのでしょうか。
これについてはラインは微妙であるとお答えします。
というのも、既存のものを真似している以上、同じような箇所はどうしても出てきてしまいます。
そしてその同じような箇所をパクりと判断するかどうかは人によって基準が変わってくるのです。
そこでパクりと言われないための方法も考えてみました。
やり方は単純です。
ただ真似をする先を増やせばいいんです。
先ほどは例としてAとBの2つのものを掛け合わせると説明しましたが、なにも2つのものだけ真似をしなくてもいいんですよ。
AとBとCを組み合わせてDを作る、でもいいわけです。
掛け合わせるものが多ければ多いほど、それぞれの要素が薄まってより個性的になっていくのです。
そしてもっと言うと、それぞれは全てを真似する必要はありません。
自分がいいなと思う部分だけを抽出して真似をすればいいのです。
そうしたらいろんな物のいいとこどりをした、さらに良い物が作られるはずです。(理論上は)
真似をするからたくさん研究する
ただ、いくら真似をしようと思っても、その分野について造詣が浅ければうまくできないものです。
下手に真似をすればそれこそ盗作だと言われかねないでしょう。
だからたくさん研究するのです。
音楽ならいろんなものを注意深く聞いてみる、イラストならさまざまなものを細かくみていく。
自分のやっていることについてもっと深く知り、何が良い物かがわかるようになれば、より真似をしやすくなります。
だからより良い作品を作るためにも、まずはいろんな知識を得て、経験を積んでいくことが大切です。
まとめ
今回はオリジナリティを出す上で心がけることをまとめてみました。
私の考えはただ一つ。
オリジナリティは真似をしろ。
ご参考にしていただけると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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